2025年4月に行ったペナン島メインのマレーシア旅。ペナン島で2軒、イポーで1軒、宿泊したヘリテージホテルのご紹介。2軒目は内装がめちゃくちゃ素敵なブティックホテル、キャンベルハウスです。
1軒目、観光スポットとしても人気のブルーマンション宿泊記はこちら。

Campbell House Penang
歴史
キャンベルハウスは、ジョージタウンの中心と言えるエリアにあります。ブルーマンションと違い観光スポットではないので、普通にホテルを検索していて見つけました。
WEBサイトによれば、以前は中国系のホテルだった建物を、2008年に現在のオーナーである国際結婚のご夫婦が買い取り、改装して2011年にOPEN。建物自体は、ホテルの名前にもなっているCampbell streetに1903年からあるそう。


Campbell streetは、19世紀半ばの警察総監サー・ジョージ・ウィリアム・ロバート・キャンベルにちなんでいるそうで、イギリス王にちなんで名付けられたジョージタウンの、さらにイギリス人にちなんで名付けられた通りですね。一方で、中国語では”新街”と言い、ジョージタウンの新しい中華街としての顔を持っていたとか。ジョージタウン全体に言えることですが、周囲の漢字率は非常に高いです。
このエリアは第二次世界大戦前に、ペナン最大級の歓楽街だったそうで、キャンベルハウスの建物も1920年代には高級娼婦の住宅だったそう。こういった興味深い歴史については、Campbell House PenangのWEBサイトに詳しく掲載されています。
室内
キャンベルハウスで面白いところが、1階の入口で靴を脱ぎ裸足になります。建物の保護が目的のようで、欧米圏の宿泊客からは新鮮かもしれませんが、我らが日本人には、歩き疲れて帰ってきて、靴が脱げるのはありがたいこと。
靴を脱ぎ、階段で部屋のある2階、3階へ上がります(エレベーターは無い)。ブルーマンションと同様に、それぞれの部屋に名前があり、インテリアも違います。選べる部屋が少なかったこともあり、一番広い“The Loft Suite”を選択。とはいえ18,000円ほどなので、こちらも2名宿泊なら非常にコスパが良い。
この部屋はその名の通り、建物の最上部。3階の入口から部屋に入ると、ソファやテレビが置いてあるちょっとした空間があり、そこから階段を上りLoftへ。
ステンドグラスから漏れてくる光が美しすぎて、部屋にいる間ずっとアドレナリン出っぱなし状態です。



屋根裏なので梁がそのまま見える作りの寝室には、中国風の屏風を背にしたキングサイズのベッドや、アンティーク調の家具が置かれています。ここにもテレビもあり、ベッドの向かい側が浴室です。


ベッドサイドには黒電話。家具ひとつひとつが選びぬかれていることが分かる、悶絶の可愛らしさです。




浴室はシャワーのみですが、アメニティは良さそうなブランド。こちらの鏡台も美しい花模様のアンティーク。天井のファン含め、すべてにこだわりがあるインテリア。ちょと割高だったけどこの部屋にしてホント良かった。


建物・テラス
階段や廊下など、建物全体の細部までこだわりが感じられます。


2階にはちょっとした書斎コーナー、3階にはテラスもあります。暑いので外で寛ぐ感じではない笑





朝食
朝食は1階のイタリアンレストラン、Il Bacaroで。普通にレストランとしても人気なようです。なぜイタリアンなのだろうと思いましたが、オーナーご夫婦の一人がイタリア出身と書いてあり、納得。


遅めに行ったので空いてました。私が払った料金は2名分の朝食込みの2名料金なので、なんならおかわりしたいくらいですが、大人なので我慢。
ブルーマンションも良かったけど、このキャンベルハウスもすべてが素晴らしい空間&滞在経験でした。次ペナン島に行ったら、別の部屋に滞在したいです
ジョージタウンのヘリテージホテル
宿泊はしてないけれど、ジョージタウンで見かけた他のヘリテージホテルも外観をご紹介します。
Eastern and Oriental Hotel イースタン アンド オリエンタル ホテル
前回の記事でも触れた、おそらくジョージタウンいち格式高いホテル、イースタン アンド オリエンタル。シンガポールのラッフルズホテルを建てたサーキーズ兄弟が建設したホテルだそうです。海沿いで立地も素晴らしい。
高すぎて泊まる検討はしなかったけど、海方面への散歩で寄りました。墓地好きなので、ついでに近くにある墓地も見学。Western Cemeteryというこちらは、ペナン島最大のキリスト教の墓地だそうで、プロテスタントに限らずさまざまなキリスト教宗派の墓地が共存しています。観光客ゼロ!


The George ザ・ジョージ / The Edison ザ・エディソン
この2つは泊まろうか少し悩んだホテル。The Georgeの建物は、1923年に建てられたGeorge Town Dispensaryの建物をルーツとしており、2022年にリノベーションしてホテルとしてオープンしたそうです。ジョージタウンの中心地にあり、イギリスで流行したジョージアン様式を採用した、大規模で整った外観です。
もう一軒はThe Edison。こちらはブルーマンションの斜め向かいくらいにあるホテルです。1906年にプラナカンの富豪、楊瑞郭(Yeo Wee Gark)さんの邸宅として建設されたそう。第二次大戦中の日本の占領下では、日本軍の司令部として使用された歴史もあるそうです。東西の様式が融合したコロニアル様式。小ぶりながら豪華です。


以上、ペナン島ジョージタウンのヘリテージホテルについて、ご紹介しました。ペナン島のホテルは非常に手頃な価格帯が豊富なのですが、興味深い歴史を体感するためにも、ぜひヘリテージホテルへの滞在も検討してみてください!
