前回はCFP試験、タックスプランニングとライフプランニングの学習方法についてまとめました。今回は、4課目受験した11月試験に向けて先に学習を開始した、リスクと保険、相続・事業承継設計の2課目についてまとめます。全6課目合格までにかかった費用や期間については、こちらの記事もぜひご参考ください!

リスクと保険
学習方法
もともとはタックス、ライフプランニングと並んで6月に受験予定だったリスクと保険。なぜか最初に解いてみた実力判定模試で30問取れてしまい、勉強の進みは悪いものの、まぐれで受かるかも?と期待が持てる課目でした。
模試のあとに過去問を進めたら、基礎的なこともまったく理解してないと気付き、まぐれ合格に賭けるのはやめ、11月受験に変更しましたが、タックス、不動産に次いで合格率が高いのがリスクと保険。おそらく、日本語文章の読解力と、社会常識で解ける問題があることが影響しているのではないかと思います。
CFP全課目について、私の基本的な学習方法は下記となります。
- テキストを読みながら、ノートに重点をまとめる(一部課目は動画解説を視聴)
- 精選過去問題集の過去問を解く(自作の過去問用解答シート使用)
- 精選過去問題集の実力判定模試を解く(自作の模試用解答シート使用)
- 試験直前に実際のCFPの過去問を解く
6月試験終了後、11月に向けて早めに勉強を再開したものの、テキストも過去問も、つまらなすぎてすぐ寝てしまうことから、過去問190問を1周終わらせるのに一ヶ月もかけてしまい、過去問2周目も含むトータルでは、一ヶ月半かかりました。個人的には、6課目の中でリスクと保険が一番非効率で、学習時間が苦痛だった課目です。
この反省を活かし、11月試験に向けた学習の後半では、何日までに何問目まで終わらせる、と具体的なスモールゴールを設定し、カレンダーに目標とその進捗状況を書き込む、という方法を実践しました。試験まで時間がなくて追い詰められていた、という状況の違いもありますが、この方法は非常に効果的、効率的でした!
学習に一ヶ月半かけて、模試の正解数こそ初回30問→2回目は37問に改善したものの、試験直前に解いた実際の過去問題は2024年第2回分が29問、2025年第1回分が35問と、不安の残る内容でした。
やはり掛け捨ての医療保険と貯蓄用の外貨建て一時払保険しか入っていない独身者にとって、生命保険とかはホント遠い世界。まだ損害保険の方が興味が持てる内容だったので、試験直前は損害保険対策に時間を割きました。
重点&暗記ポイント
リスクと保険の場合、計算はあっても難易度は低めのため、メインは暗記になります。幅広く覚えないといけないことがありますが、クーリングオフ、ソルベンシー・マージンなどの法律や仕組みの基本的な理解は重要です。
損害保険は、どの保険が何を補償するという点を区別して覚える必要があります。例えば複数ある自動車関連の保険で、同乗している家族の補償がされるのはどれか、というような点です。ペーパーゴールドで車に疎い私はここも苦労しましたが、車を持っている友人に聞き取り調査をして、具体的なイメージを持ちました。そのほか、火災保険の補償範囲や事業系保険の違いなど、細かいですが覚えておくと点につながるポイントです。
役立った知識
苦労した勉強した割に、実生活で役立つ知識も特に得られなかった、というのがこの課目。やはり保険そのものが独身者にとって、さほど重要性の高い分野ではないということかと。強いて言えば、死亡保険金の非課税枠(500万円×法定相続人数)を満額使えるように、家族の資産を点検しようと思ったことくらいです。
相続・事業承継設計
学習方法
保険に時間を取られたせいで、学習の開始が遅れた相続。最初の実力判定模試で正解数が14問、と金融に次ぐ惨憺たる結果でした。比較的好きな課目でもあったのでショックでしたが、学習内容は保険に比べると遥かに身近に感じられるので、その後の進みは良かったです。時間的制約もあり、過去問一周を1週間以内で終わらせることができました。
この課目は”相続”、”事業承継”の2つに分かれますが、私はボリュームの少ない事業承継を先に勉強しました。このパートの完成度を高めることで、そこで確実に点を取れるように、という狙いでしたが、そもそも事業承継からは6-7問しか出題されないので、振り返るとあまり効果的な学習方法ではなかったです。しかも本番で7問中4問不正解・・。
素直に相続&贈与パートに重きをおくべきだったと反省してますが、特に生前贈与や相続時精算課税については、協会テキストのみでは十分に理解ができず、ネットで分かりやすく解説した記事などを探して読みました。難解ではないけど、言葉も似ておりややこしい、というのはライフプランニングと共通かもしれません。
過去問一周後、模試の正解数は14問→28問に改善。ただ試験直前に解いた実際の過去問題は、2024年第2回分が29問、2025年第1回分が20問と不安定で、合格に不安があった課目です。本番で35問取れたのは意外でしたが、ここ数回で見ると、比較的難易度の低い試験だったようです。
重点&暗記ポイント
相続も暗記が多く、計算の難易度はそこまで高くないですが、計算の前提がトリッキーなことがあります。相続放棄や養子などの複雑なパターンが敢えて出題されるので、民法と相続税法の違いについて注意が必要です。
生前贈与と相続時精算課税については、直近の法改正を踏まえた出題がされますので、未来も含めてどのように扱うか、という問題へ慣れておきましょう。
理解しやすく覚えやすい=点につながるという観点でオススメなのは、相続財産の評価と国外財産の課税対象です。問題のパターンが決まっているので、対策しやすいです。
役立った知識
相続の学習の中で、身近で役立ちそうだったのは、不動産の評価方法。なぜ都心の更地がやばいのか、具体的に理解することができました。我が家はマンションですが、小規模宅地の特例なども、家持ちの人へのアドバイスに役立ちそうです。
あとは相続時の債務控除項目も。未払医療費や葬儀費用などを控除できる、というのは相続税がかかるかもしれないすべての家庭に役立ちそうな情報です。
ほか4課目の学習方法や、全6課目合格までにかかった費用や期間、課目ごとの難易度については、こちらの記事にまとめています!



