ウズベキスタン旅行記④ タシケント

2024年9月のウズベキスタン4都市周遊、首都のタシケントにはウズベキスタン到着日と、出発日の数時間ずつ滞在しました。1930年に首都になったということで、それ以降発展した都市かと思いきや、2000年以上も前からシルクロードの要所であったと、ウズベキスタン文化観光局のサイトにありました。歴史もあり、近年さらに発展している中央アジアの中心地なんですね。人口は300万人を超えるということで、都会です!

飛行機で国外からウズベキスタンに来る旅行者にとってはまさに玄関口となる街ですが、ツアーなどでは素通りも多いようです。短い時間でしたが、タシケント滞在中に見られた歴史的建造物、そして発展している街の様子をご紹介します。

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タシケント観光

タシケントへの便は14時ごろ着陸。SIMの準備や両替などに時間を取られ、Yandexでホテルに着いたのは夕方でした。時間もないので、一番ウズベキスタンらしさがありそうな、ハズラティ・イマーム広場へ。ここの中心となるのは16世紀に建てられたというハズラティ・イマーム・モスク、タシケントの金曜モスクということで、多くの信者が集まる場所のようです。

タシケント
広場側から望むハズラティ・イマーム・モスク
ハズラティ・イマーム・モスク入口
柱の装飾
入口左右に同じ高さのミナレットが建つ
現代的な天井の装飾
夕陽が差し込むモスク内部

その他に、世界最古のコーランが展示されているというコーラン博物館(Muyi Muborak Madrasah)、こちらも16世紀建造というバラクハーン・メドレセ、と広場にはイスラム教の建築物が集積しています。

左手がコーラン博物館
バラクハーン・メドレセ
バラクハーン・メドレセのファサード
塔の装飾も見事

また、近くでものすごく巨大な新しいモスクが建築中で、調べたところイスラム文化センター(Islamic Civilization Center)という、イスラム関連の博物館や図書館が入る建築物ということです。歴史のある建物も良いですが、新しいピカピカの建物も見ていて楽しいですね。時間が遅く、コーラン博物館などは入れなかったですが、短時間で多くのイスラム建築が見られて、到着日にウズベキスタン気分が高まりました!

めちゃでかい、イスラム文化センター
ハズラティ・イマーム広場の夕暮れ

最終日は昼過ぎに高速鉄道でタシケントに到着、飛行機の出発まで6時間程度ありました。最後にぜひ行ってみたかったのが、ロシア正教の教会。出発前ウズベキスタンについて調べていたとき、地球の歩き方の特派員ブログ、“日曜は教会巡り!タシケントのおすすめ教会を一挙ご紹介”を読みました。イスラム建築ももちろん素晴らしいですが、ヒヴァ、ブハラ、サマルカンドと巡ってきて、”ちょっと毛色の違うものも見たい・・”という気分。駅から比較的近かった聖母被昇天大聖堂(Holy Assumption Cathedral Church)に行きました。1871年に建造されたということですが、その後拡張しているようで新しい建物もありました。水色に金の玉ねぎ屋根が映える、美しい教会でした。ブログにあった他の教会も巡りたかったですが、時間がなくこちらのみとなってしまい、残念!これにてウズベキスタン観光も終了です

青空に映える金のドーム
メインの教会以外にも多くの建物が
モザイクタイルのゴールドも美しい
ドアの古めかしい装飾が素敵
こちらは新しそうな建物
土産物売り場や屋外マーケットもあった

タシケントでの食事

タシケントの食事は到着した日の夕飯、すなわちウズベキスタンで最初の食事でした。タシケントシティモールという、新しく大きなショッピングモールがあったので、そちらのレストランへ。東南アジアによくある巨大モールのような、何でも揃うお店でした。

初の食事なのでやはり、ウズベキスタン料理の代表格、プロフは外せない。日本のウズベキスタン料理屋でも食べたことありますが、この旅行全体を通して、現地のプロフの方が油は多めな印象です。人参や芋、レーズンなどが入っていました。ウズベキスタンは野菜料理が豊富なのも嬉しいところ。ナスやトマトはメニューで良く見かけました。そして皮に包まれた肉(すなわち餃子っぽいもの)を頼めれば、とりあえず安心してしまうのはアジア人のDNAなのか。

このレストランは雰囲気も非常に良かったですが、初の食事ということもあり、“アルコールがなかった”ことが個人的には一番印象に残っています。比較的寛容なイスラム教国とはいえ、やはりそれぞれお店にも考え方があるということかもしれません。

プロフ
シャシリク
ヨーグルト?のナス巻き
この後も何度も食べた餃子っぽい食べ物、マンティ

レストランのバルコニーからは、向かいのタシケントシティパークがよく見えました。これも東南アジアっぽい雰囲気ですが、公園の中央で大規模な噴水ショーをやっていて、現地の人にも大人気です!食事のあと見に行きましたが、人が多すぎて写真は全然撮れませんでした。

ライトアップやプロジェクションマッピングも。国旗色!
中央あたりが噴水ショーの場所

タシケントの地下鉄、鉄道駅

1977年、中央アジアで最初に地下鉄が開通したのがタシケントだそうです。ウズベキスタン国内では唯一となる地下鉄。タシケント中心部のちょっとした移動は、地下鉄でほぼ問題ないかと思います。ただ、Yandexが使えるので、時短にはそちらの方が良いかもです。

駅ごとに装飾が楽しめるようですが、こちらはタシケントシティモールの最寄り駅、アリッシャー・ナボイ駅。何年か前まで駅構内は撮影禁止だったそうですが、今は大丈夫です。地下鉄の1回分のチケットは、現金を渡してトークンのようなものをもらう、懐かしい形式でした。

モスク風の装飾
読めないけど駅名が書いてあるはず

高速鉄道が発着する、タシケント中央駅にも美しい天井装飾がありました。そしてこちらはターミナル駅として、バスターミナルも併設されていたり、別の記事に書いた荷物預かりのようなサービスもあります。

ゴージャスな天井の照明
荷物預かりの札

タシケントで始まりタシケントで終わった一週間のウズベキスタン4都市周遊旅行、ウズベキスタンいち発展する都会を見られて面白かったです!プランとコスト編、他の都市編もぜひご覧ください。

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