[世界文化遺産/国宝/現存天守] 姫路城

2025年11月現在、日本には26の世界遺産があります。前回は1993年に国内で初めて登録された自然遺産、白神山地について書きましたので、今回は初めて登録された文化遺産である姫路城について、訪問時の写真とともにご紹介します。

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姫路城と現存天守について

世界遺産かつ国宝

世界遺産登録を申請する際の基本事項として、その対象は”国内において最高レベルの保護・保全をされている”必要があります。そのため、文化遺産であれば国宝や重要文化財、街並みについては重要伝統的建造物群保存地区、自然遺産であれば国立公園などに指定され、管理体制が行き届いていることが申請の前提です。

姫路城は、廃城令後に競売にかけられ、取り壊しの危機もありましたが、1931年に国宝に指定され、文化財として保護されてきました。天守閣が国宝に指定されている城は5つあり、姫路城のほかに松本城、犬山城、松江城、そして現在世界遺産の暫定リスト(候補リスト)に登録されている彦根城です。“国宝5城”と呼ばれるこれらの城は、すべて江戸時代以前に建てられたもの。私はすべて訪問したことがありますが、その中でもやはり姫路城は”別格”と言える規模と美しさを誇るお城です。

現存天守12城

日本の重要なお城として、国宝5城に7つの重要文化財を加えた、現存天守12城というのもあります。その名の通り、こちらも江戸時代以前に建てられた天守が現存している、非常に重要なお城です。本州北から弘前城、丸岡城、備中松山城、そして四国に丸亀城、松山城、宇和島城、高知城があります。

私は城にはあまり熱くないのですが、古い建物が好きなため現存天守は制覇したく、2010年に訪問した姫路城から2023年の宇和島城まで、14年かけて全12城を巡りました。ゆくゆく全12城をご紹介したいと思いますが、まずは姫路城です。

姫路城の行き方、見どころ

公共交通機関でのアクセスと観光所要時間について

姫路城の入口となる大手門までは、JR姫路駅から1km少し。バスもありますが、歩いても20分程度で、フラットな道のりで歩きやすいかと思います。城は地形によって、平城、平山城、山城に分類されますが、周囲はフラットなものの、姫路城は平山城に分類されています。小高くなっている土地(姫山と言うらしい)を利用して、高いところに天守、周囲に二の丸など他の建物や塀があるという作り。

城あるあるですが、入口までは比較的楽に辿り着いたあと、城に着くまでにかなり歩かねばならず、しかも段々と高度も上がり石段もあり、城まで来たらすでに疲れている・・というのは姫路城も然り。この規模で天守以外の城郭構成が残っているお城も珍しいので、短くとも2時間程度は観光時間として見ておいた方が良いです。

天守閣

姫路城に行ったのは2010年で、ちょうど平成の大改修が行われているときでしたが、天守閣はまだ改修前でした。そのため、現在の白く蘇った姫路城と違い、かなりグレーっぽい天守閣です。そして天気も悪く空もグレーだったので、まったく映えてない。。

姫路城の写真でよく見るのが、斜めから撮っているものかと思います。天守閣の横の小天守もきれいに見えるし、何よりも天守の破風(屋根の妻側)が美しく連なる姿が良く見えます。

城からの眺め

天守閣から見ると、城郭の規模もよく分かります。下の写真、屋根が長く続いているのは廊下部分で、改修で一部ブルーシートに覆われていますが、櫓と櫓を繋いでいるものです。こうした周辺の建築も残っている城は珍しいので、それも姫路城が他の城よりも評価されるポイントかもしれません。

塀の狭間

姫路城で見逃せないのが塀の狭間のデザインです。少し分かりづらいですが、下の写真で左手の壁、四角、三角、丸、四角と続いている部分が、戦いの際に矢や鉄砲を撃つための穴、狭間ですが、めちゃくちゃオシャレ!江戸時代にこんな可愛らしい壁が作られたことに驚きです。

姫路城に訪れた当時は、現存天守についてまったく知識がなかったですが、その後残りの11城を訪問してみて、やはり姫路城が別格であると理解しました。

とはいえ行ったのが15年も前なので、デジタルカメラの画質も悪いし天気も悪く、姫路城の美しさが全然表せていない・・と実感したので、新しいミラーレスカメラを携え、良い季節&天気の日に再び、改修後の姫路城を見に行きたいです!

これまで23件の国内の世界遺産を訪問しましたので、現存天守に加えて、世界遺産の記事も徐々に書いていきます。自然遺産に興味がある方は、白神山地の記事もぜひご参照ください。

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